お布施の金額と渡し方マナー｜今さら聞けないけど、大切なこと

はじめに｜「お布施って、いくら包めばいいの？」

お葬式や法要の際にお世話になる僧侶への「お布施」。
でも、はじめての場面では、

• 金額の相場がわからない
• どう渡せばいいのか不安
• 失礼にならないようにしたい…

と悩む方が多いです。

この記事では、お布施の意味、金額の目安、渡し方のマナーについて、わかりやすく解説します。
「これでいいのかな？」という不安が少しでも和らげば幸いです。

お布施とは？意味を知ると少し安心

お布施は、僧侶に読経などをお願いした際にお渡しする謝礼のようなものです。
ただし、「料金」ではなくあくまで**“気持ち”としてのお供え**という位置づけです。

お布施には、「亡くなった方の冥福を祈る気持ち」や、「仏教の教えに感謝する気持ち」が込められています。

お布施は葬儀社の見積もりに含まれていない？

実は、お布施は葬儀社の見積書には含まれていないことがほとんどです。

その理由は：

• お布施は寺院に対して遺族が直接渡す性質のもので、金額の決まりがない
• 宗派・地域・お寺との関係によって、金額の幅がとても大きい
• 「気持ちで包むもの」なので、あえて明記しない葬儀社が多い

☑ 葬儀の見積もりを受け取ったら、「お布施は別途必要ですか？」と聞くのがおすすめです。

お布施の金額相場は？

宗派や地域、寺院との関係性によって異なりますが、おおまかな目安は以下の通りです。

💡 菩提寺（付き合いのあるお寺）がある場合は、事前に直接尋ねるのが一番安心です。

お布施の渡し方マナー

▶ のし袋の選び方

• 白無地の奉書紙または、無地の白封筒
• 表書きは「御布施」または「お布施」
• 水引は不要（あっても黒白・双銀など）

▶ お札の向きと入れ方

• 新札でなくてOK（ピン札は避けるのが一般的）
• お札の顔が裏側（人物の顔が裏）になるように折る

▶ 渡すタイミング

• 通夜や葬儀当日の開始前（控室などで）
• 法要時は読経後、挨拶のタイミングで

🧳 お布施は袱紗（ふくさ）に包んで持参すると丁寧な印象になります。

よくある疑問Q&A

Q. お車代・御膳料は必要？
→ 遠方から来ていただく場合、「お車代（5,000〜1万円）」「御膳料（5,000〜1万円）」を別に用意することが多いです。

Q. 手渡しでいいの？
→ 「本日はどうもありがとうございます」と一言添えて手渡しでOK。高齢の僧侶などには、机やお盆に置いても◎

Q. お礼状は必要？
→ 必須ではありませんが、後日感謝の気持ちを伝えるのは良い印象になります。

まとめ｜「お布施＝感謝の気持ち」を大切に

お布施の金額やマナーに正解はありません。
だからこそ、「間違えたらどうしよう」と不安になる方が多いのも当然です。

でも、一番大切なのは感謝の気持ちを伝えること。
形式や金額にとらわれすぎず、心を込めて準備すれば、それが一番のマナーです。

ゆう

終活ガイド1級。自分らしさとは何か？を常に追求する私が提案する、心も身体も整う送り出し方。