病児保育ってどうなの?【体験談有】
子供が突然熱を出して、仕事を休まなければならない——そんな瞬間、多くのワーママが悩むのが「明日仕事休めないのに、どうしよう」という不安です。今回は、そんなワーママの救世主となる可能性がある「病児保育」について、詳しく紹介しますね!
病児保育ってどんなところ?
病児保育とは、病気や回復期にある子供を一時的に預かってくれる保育サービスです。通常の保育園では預かってもらえない、熱や体調不良の子供を専門のスタッフが看護・保育してくれます。主に以下のような特徴があります:
- 医療機関に併設されているところが多い
- 看護師や保育士が常駐している
- 子供の体調管理に専門的な配慮がある
- 個別の対応や静かな環境で休養できる
利用までの流れは?
すぐに利用できるものなの?
すぐには利用ができず、事前登録などの準備が沢山あるよ。
結構大変。。
1. 事前登録
- 病児保育施設を探す
地域の保育施設や医療機関、行政のホームページで、病児保育を提供している施設を調べます。 - 利用登録
利用には事前登録が必要な場合がほとんどです。以下の書類が求められることがあります:- 保護者の身分証明書
- 子どもの健康保険証、母子手帳
- 予防接種の履歴
- 施設指定の申請書や同意書
- 面談や説明会(必要な場合)
利用ルールや対応できる病気などを説明されるため、事前に確認しておきます。
2. 子どもが体調を崩した際の準備
- 小児科を受診
病児保育の利用には医師の診断書や登園(入室)許可証が必要な場合があります。診察後、医師に必要な書類を作成してもらいます。 - 病児保育施設に連絡
以下の内容を伝えます:- 子どもの症状や体調
- 医師の診断内容
- 希望する利用日時
3. 病児保育施設への持ち物準備
施設から指定されることが多い持ち物は以下の通りです
- 診断書や登園許可証(必要に応じて)
- 健康保険証と医療証
- 母子手帳
- 子どもの着替え、オムツ(必要な場合)
- 食事や飲み物(施設の指示に従う)
- タオル、バスタオル
- 必要な薬と薬の説明書
4. 利用当日の流れ
- 子どもを施設に連れて行く
保育士や看護師に子どもの状態を詳しく伝えます。薬の飲み方や体調の注意点も共有してください。 - 施設での預かり
施設で子どもの体調を管理しながら過ごします。
5. お迎えと支払い
- 子どもの引き取り
指定の時間に迎えに行きます。子どもの様子や施設での過ごし方を確認してください。 - 料金の支払い
施設によって料金は異なりますが、自治体の補助が適用される場合もあります。 - 自治体の補助制度の確認
病児保育の利用料金が一部補助される場合があります。事前に自治体に問い合わせましょう。 - 緊急時の利用ルール
急に体調を崩す場合も想定し、利用手続きや書類の準備を早めに整えておくと安心です
以上が一般的な流れです。
自治体や施設によって異なる部分もあるため、詳細は各施設や地域の行政窓口に必ず確認しましょう!
メリット
1. 仕事を休まずに済む
一番はこれですね。
本当にどうしても仕事を休めない場合に預けることができる場所があるのは安心につながります。
2. 子どもが適切にケアされる
看護師が常駐している為、子どもの体調変化にも迅速に対応してもらえます。
3. 子どもの健康観察が充実
施設では子どもの様子をしっかり観察し、保護者に子供が1日どんな様子だったのかを伝えてくれます。家庭では見落としがちな症状に気づくこともあります。
デメリット
1. 親も子どもも慣れないのでストレスを感じる
子どもにとって慣れない環境で過ごすことはストレスになる場合があります
2. 費用がかかる
自治体の補助がある場合もありますが、病児保育の利用には一定の費用がかかります。
私が利用した時は1日3000円だったよ!
3. 予約が取れない場合がある
施設自体も大きくはない為、定員オーバーになると当然ですが予約が取れない場合があります。
4. 病状によっては預かりを断られる
施設が対応できない病気(例:高度な感染症、重篤な症状など)の場合、利用が難しいことがあります。
5. 仕事との調整が必要
病児保育の利用時間が限られているため、送迎のために仕事のスケジュールを調整する必要がある場合があります。
体験談
月の収入が低く、有給も無かったので利用しようと決意
病児保育を利用したのは、長男が2歳頃の時です。
まだ私が転職をする前の話で、長男を産んで復帰して1年経たないくらいだったと思います。
私が時短勤務になったことと、当時は旦那が勤めていた会社もかなりブラックで夜も遅く精神的にもつらい状況にも関わらずお給料の手取りも少ない状況。
2馬力でめちゃめちゃお互い仕事しているはずなのに「今後の生活、大丈夫か。。?」と不安に見舞われる程でした。
長男はまだ2歳だったこともあり、そりゃあまあ保育園の洗礼はうけまくって体調はよく崩していました。
なので有給もすでに使い切ったか、殆ど残っていなかったんですよね。
でも欠勤して1日1万円くらい手取りが減るのはかなりイタい。。
長男には申し訳なかったですが、病児保育を利用することに決めました。
事前準備がめちゃくちゃ大変だった。。。
とにかく、利用するまでの準備がめちゃくちゃ大変だったんですよ。
まずは事前登録が必要になります。
病児保育室へ直接出向いて申込書を記入したり、利用の流れの説明を受けたり。
ここまではまでよかった。
子供が体調を崩して、実際に利用すると決めたら、まずはその日に病院の診察を受けて診療情報提供書というものをもらわないといけないんですよ。
当時は仕事は17時に終わりで診療時間は18時まで。長男を迎えに行って病院へ連れて行くのをこの1時間の間にやらないといけないんです。
職場から保育園まではどんなに急いでも30分。そこから病院までも最低15分はかかる距離でした。
もう、汗だくでした。(当時は電動自転車も持ってなかったからおんぶしてママチャリ爆走してました。アブナイ。。)
ギリギリの時間で到着して何とか診察してもらい、診療状況提供書をもらうことができました。
病児保育室はその病院と併設されていたので、そこの連携はスムーズだったと思います。
ただ、ここで利用できることが確定しなくて。。。
予約がすでにいっぱいだったら当然利用できないわけなんです。
ドキドキしながら待っていると、空きがあるとのこと。
明日の予約を済ませて、やっと帰路に着くことができました。この時点で既に20時。当然ごはんもあげれていない。長男ごめんよ。体調悪いのに。
精神的にも削られる
当日の朝。
保育士さんや看護師さんはとても暖かく迎え入れてくれました。長男を不安にさせないように沢山話しかけながら、私へは心配しないで仕事へ行けるように送り出してくれました。
いつも行ってる保育園でも私と離れるのが嫌で泣いちゃうことが多いのに、体調不良の中しかも慣れない場所で1日過ごすことになり、長男にはただただ申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
号泣しながら自転車で仕事へ向かいました。
トドメの一言
「こーいうの、ホントやめてもらっていいですか??」
仕事を終え、迎えに行ったらやっぱり長男は泣いていました。
家に帰ると少し落ち着き、朝よりは元気になっていました。
が、次の日も預けるかどうかはかなり迷っていました。熱は無いものの、びみょーーに咳鼻水。
病児保育に預けるか、もし明日元気だったらいつも行ってる保育園に行ってもらおうかなと。
病児保育は予約だけしておいて明日の長男の様子で判断しようと思いました。
次の日、長男は鼻水こそ少し出ていたものの、普段通りとあまり変わらない様子だと感じたので、病児保育はキャンセルしていつもの保育園に登園させることにしました。
その方がお互い精神衛生的にいいと思ったからです。
病児保育にはお詫びの連絡をしたところ、最初に出た方は「わかりました!ではキャンセルということで承りますね」と言って下さり電話は切ったのですが、その数分後にその病児保育から電話がかかってきました。
「なんだろう?」と思って出ると、さっきとは違う方でした。
かなり憤慨している様子。私がキャンセルしたことにかなり怒っているようでした。
今考えたら、利用する人が本当は長男しかおらず、その一人だけの為に出勤してきてくれた人なのかもしれないです。当時はその人が何を言ってたかもう覚えていませんが、
「ほんっっとにこういうの、やめてもらっていいですか?」
と言って電話を切られてしまいました。
確かに、ドタキャンした私が悪いです。そもそもキャンセル規定もちゃんと読めていなかったかもしれないですね。
でも、その時は長男と私にとってどちらが最善なのかをギリギリまで必死で考えていたんですよね。
それなのに、私の考え行動全てがすべて間違っていたと全否定されたような気持になってしまいました。
それ以来、病児保育を利用することはなかったですし、転職を真剣に考えだしたきっかけにもなりました。
まとめ
ここまで、病児保育室のどうなの?という疑問に関して、利用にあたって必要なことや体験体験談も含めてご紹介しました。
体験談は、ポジティブなお話でなくてすみません。ただ、
病児保育はいざという時に世のワーママの助けになってくれる施設です。
当時の私はまだまだ事前準備が足りなかったことでこのような苦い思い出を作ることになってしまいました。
利用するまでのあの大変さ、どうにかならないのかな?
今だったらもう少し改善されている部分はあるのかもしれないですね。
両親義理両親が遠方だったりで子供の体調不良時に頼れない環境にいる人は、時間を作って登録だけでも早めにやっておいた方が吉です。
あとは正直、病児保育を利用しないといけない生活環境の見直しも必要になるかもしれませんね。私みたいな思いをする人がいないよう願ってます!!
頑張れワーママ!!!